ODA(政府開発援助)という年間1兆円近いお金が「援助」の名目で拠出されつづけています。この原資は、税金と国債によって調達された資金、つまり国民のお金なのです。「援助」や「国際貢献」の美名に装飾されるODAですが、これによって建設されたダムなどでアジア、アフリカの多くの人びとが故郷を奪われるなどの被害にさらされてきました。
そして、2015年2月10日、安倍内閣が閣議決定した「ODA大綱」に代わる「開発協力大綱」は、こうした美名すらかなぐり捨て、日本のグローバル資本の利益である「国益」確保のためにODAなどの公的資金を注ぎ込むことを定めたものでした。
こうした戦略ODAは、他国軍への援助や武器輸出に注ぎ込まれるとともに、グローバル資本の海外権益の中心である原発輸出の呼び水(原子炉本体へのODAはOECDの取り決めで禁止されている)として使われています。
私たちは、このような戦略ODAと原発輸出に反対し、行動する市民団体です。
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三ツ林 ☎090-8382-9487 E-mail:info@coa-net.org